出走予定馬
馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 厩舎 | 予想 オッズ 更新 | 人気 |
---|---|---|---|---|---|---|
アーデントリー | 牡5 | 57.0 | 和田竜 | 栗東川村 | 185.8 | 13 |
アドマイヤビルゴ | 牡4 | 57.0 | 岩田望 | 栗東友道 | 94.5 | 6 |
カデナ | 牡7 | 57.0 | 鮫島駿 | 栗東中竹 | 179.3 | 11 |
ギベオン | 牡6 | 57.0 | ○○ | 栗東藤原英 | 116.0 | 8 |
クレッシェンドラヴ | 牡7 | 57.0 | 内田博 | 美浦林 | 249.6 | 14 |
グランアレグリア | 牝5 | 55.0 | ルメール | 美浦藤沢和 | 2.3 | 2 |
コントレイル | 牡4 | 57.0 | 福永 | 栗東矢作 | 1.6 | 1 |
サリオス | 牡4 | 57.0 | 松山 | 美浦堀 | 6.6 | 3 |
ハッピーグリン | 牡6 | 57.0 | ○○ | 栗東森 | 366.4 | 15 |
ブラヴァス | 牡5 | 57.0 | 三浦 | 栗東友道 | 133.5 | 9 |
ペルシアンナイト | 牡7 | 57.0 | 大野 | 栗東池江 | 151.3 | 10 |
モズベッロ | 牡5 | 57.0 | 池添 | 栗東森田 | 179.3 | 12 |
レイパパレ | 牝4 | 55.0 | 川田 | 栗東高野 | 17.0 | 4 |
ワグネリアン | 牡6 | 57.0 | 吉田隼 | 栗東友道 | 90.7 | 5 |
注目は、昨年の安田記念、スプリンターズS、マイルCSを勝ち、JRA最優秀短距離馬に輝いたグランアレグリアと、昨年の牡馬クラシック3冠馬コントレイルの対決ですね!そこに、クラシック戦線ではコントレイルと2強を直走ったサリオス、5戦無敗で殴り込みをかけるレイパパレが続きそうです。(キセキは香港・QE2世Cに出走するため、大阪杯への出走は見送るようです。)
予想のポイント
大阪杯ですが基本的には人気馬の信頼度は高く、過去10年の馬連平均配当は2763円、3連複の平均配当も3874円と固い決着となることが多いです。実際に過去10年の人気別成績を見てみると以下のようなデータとなっています。
人気 | 1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収値 | 複勝回収値 |
1番人気 | 4 | 2 | 2 | 2 | 40% | 80% | 108 | 99 |
2番人気 | 3 | 2 | 2 | 3 | 30% | 70% | 104 | 105 |
3番人気 | 0 | 0 | 1 | 9 | 0% | 10% | 0 | 19 |
4~9番人気 | 3 | 6 | 5 | 45 | 5.1% | 23.7% | 73 | 75 |
10番人気以下 | 0 | 0 | 0 | 41 | 0% | 0% | 0 | 0 |
ですのでここは素直に人気馬から入っていくのが良さそうです。次に勝ち馬を予想するためにデータを絞り込んでいきます。まず注目するのが年齢です。過去10年で見てみるとなんと勝ち馬は 4歳, 5歳 からしか出ていません。実力通りのスピード勝負で決着しやすい阪神2000mですから、古馬のテクニックやパワー、スタミナといった能力よりも、単純な若駒のスピード能力が求められるのでしょう。
年齢 | 1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収値 | 複勝回収値 |
4歳 | 5 | 4 | 5 | 24 | 13.2% | 36.8% | 59 | 85 |
5歳 | 5 | 4 | 2 | 28 | 12.8% | 28.2% | 107 | 52 |
6歳以上 | 0 | 2 | 3 | 36 | 0% | 9.8% | 0 | 26 |
次の絞り込み条件は前走のクラスです。大阪杯は前走の格がダイレクトに結果に直結します。データを見ても過去10年の勝ち馬は10頭中8頭が前走G1, G2から出ており、なおかつG2よりもG1の方が勝率がグンっとよくなっています。有馬記念やジャパンカップなどを年末に使った実力馬が、翌年の始動戦に選択する事も多い大阪杯、前走G1組には注意が必要となります。
前走クラス | 1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収値 | 複勝回収値 |
G1 | 3 | 2 | 3 | 6 | 21.4% | 57.1% | 111 | 92 |
G2 | 5 | 4 | 4 | 31 | 11.1% | 22.2% | 83 | 61 |
上記以外 | 2 | 1 | 0 | 15 | 11.1% | 16.7% | 63 | 68 |
さらにデータを絞り込んでいきましょう。次の条件は前走の着差です。前走が G1, G2 と格が高いレースであっても、大敗している馬の巻き返しは少ないです。大阪杯自体もメンバーはそこまで手薄になるわけではないので、前走と大きくメンバーレベルが変わるわけではありません。ですので、結果はさほど変わらない決着に収まるのが順当なのでしょう。ここまでの条件に該当する馬は、グランアレグリア、コントレイル、サリオス、モズベッロの4頭です。
前走着差 | 1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収値 | 複勝回収値 |
勝ち馬 | 1 | 2 | 5 | 7 | 6.7% | 53.3% | 23 | 98 |
0.0〜0.9差負け | 7 | 5 | 2 | 24 | 18.4% | 36.8% | 130 | 68 |
1.0差以上負け | 0 | 0 | 0 | 6 | 0% | 0% | 0 | 0 |
最後に脚質別の成績で絞り込んでいきましょう。大阪杯の舞台である阪神2000mの特性上、スタートしてからの直線が坂となっており、前半のペースがゆっくりとなることが多いです。ですので先行した馬が楽なペースで競馬できるため、位置取りの良い馬が圧倒的に有利です。従って前走先行していた馬はそのまま大阪杯でも先行して良い結果を残す傾向にあり、それがデータにも現れています。
前走脚質 | 1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収値 | 複勝回収値 |
逃げ | 0 | 2 | 0 | 1 | 0% | 66.7% | 0 | 123 |
先行 | 6 | 2 | 3 | 14 | 24.0% | 44.0% | 191 | 76 |
中団 | 0 | 2 | 4 | 11 | 0% | 35.3% | 0 | 71 |
後方 | 1 | 1 | 0 | 4 | 16.7% | 33.3% | 65 | 78 |
マクリ | 1 | 0 | 0 | 1 | 50% | 50% | 60 | 55 |
ここまでの条件にすべて当てはまる馬が、グランアレグリア です。前走マイルCSでは直線進路が全く空かずに苦労して外に出すと、直線も残り100mくらいからちょっと追っただけで他馬をまとめて差してぶっちぎる非常に強い競馬でした。このレースや、スプリンターズSや高松宮記念では1200mでありながら最後方から毎回強烈な末脚で差してくるなど、決して向いているわけではない短距離戦線で能力だけでタイトルを奪ってきている馬です。ここはキャリア初の2000mになりますが、むしろパフォーマンスを上げてくるのではないでしょうか。大阪杯でも結果を残す可能性がかなり高いと思います。
次点で コントレイル、サリオスですが、このメンバー中では能力上位であることは間違いなく、大阪杯でも好走の可能性は高いとは思います。ただ、両馬ともに古馬になってからのレースでの位置取りの悪さが気になります。阪神2000mで開催される大阪杯ですから、勝ち切るには前目のポジションを確保できるかどうかは重要です。さすがにグランアレグリアよりは後ろからの競馬になるでしょうから、差し届かず 2, 3着 というケースが想像できます。
穴馬を探そう!
まさしく2強対決といった様相の大阪杯ですが、そのほかの馬は正直パッとせずどの馬が好走してもおかしくない、といった感じです。こういった時こそデータから穴馬を導き出せるチャンスです!早速データの方を見ていきましょう!今回はグランアレグリア、コントレイル、サリオスくらいまでが単勝オッズ1桁台で、以降は大きく離れたオッズとなりそうです。ですので、この単勝オッズ10倍以上を穴馬と定義してデータを見ていきます。過去10年で単勝10倍以上の馬の成績は以下の通りです。
単勝オッズ | 1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収値 | 複勝回収値 |
10倍〜99.9倍 | 2 | 4 | 3 | 44 | 3.8% | 17.0% | 64 | 63 |
100倍以上 | 0 | 0 | 0 | 36 | 0% | 0% | 0 | 0 |
では条件を絞り込んでいきましょう。さすがに単勝100倍以上の馬には好走例がありませんので、10倍〜99.9倍の馬の中から見ていきましょう。まずデータとして気になるのが前走の距離です。データを見ると前走から距離延長の馬の成績が非常に悪いので、同距離 / 今回短縮組の中からデータを絞って行こうと思います。
前走距離 | 1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収値 | 複勝回収値 |
同距離 | 1 | 3 | 1 | 13 | 5.6% | 27.8% | 123 | 131 |
今回短縮 | 1 | 0 | 2 | 14 | 5.9% | 17.6% | 70 | 40 |
今回延長 | 0 | 1 | 0 | 17 | 0% | 5.6% | 0 | 17 |
同距離 / 今回短縮組の中から一つ面白いのが 前走4〜6着 の馬です。前走負けて人気は落としているものの、着順はそこまで負けておらず能力的には上位馬にそこまで劣らない、といった馬はここでもチャンスがありそうです。ここに該当するのが ワグネリアン です。前走は京都記念5着で、そこまで強いメンバーではなかったにもかかわらず負けている点は気になります。しかし7ヶ月半の休養明けで明らかな前哨戦仕上げでしたので一度叩いての上積みは期待できます。元々大阪杯はこの馬にとって相性が良く、2020年は 0.4 差と勝ち馬とそれほど差のない5着、2019年は3着と、毎回好走している舞台です。ここでの一発に期待してたいです。
前走着順 | 1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収値 | 複勝回収値 |
4〜6着 | 2 | 2 | 1 | 9 | 14.3% | 35.7% | 244 | 115 |
また別条件から探っていくともう一つ面白そうなのが 前走上がり6位以下 の馬です。ただこれは大阪杯には上がりが要らないという訳ではありません。前走上がり6位以下の馬がそのまま大阪杯でも上がり6位以下だと、0-0-0-7 と全く馬券になりません。なので、狙いたいのは 先行馬で前が厳しい展開となり末脚が発揮できなかった、前残りの展開で後ろからの馬が先行馬と相対的な末脚の差が見せれなかった、など前走はなんらかの理由で上がりが発揮できなかった馬が狙い目となってきそうです。現時点で1頭挙げるとすれば ペルシアンナイト でしょうか。前走金鯱賞は重馬場かつ渋った中京競馬場で完全に前残りの競馬になってしまいましたので、この馬の末脚が全く活かせませんでした。もう少し展開が流れてこの馬に展開が向いてくれば一発もありえるのではないでしょうか。
前走上がり順位 | 1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収値 | 複勝回収値 |
6位以下 | 2 | 1 | 1 | 8 | 15.4% | 39.8% | 263 | 107 |
最後に
短距離女王グランアレグリアとクラシック3冠コントレイルという、想像もできなかった夢のタッグマッチが実現しましたね!果たして結果がどうなるのか、最後まで全く想像ができない戦いとなりそうで今から週末が非常に楽しみです!この春注目の一戦、馬券的にも当てて笑顔で終わりたいですね!それではまた!
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