序盤戦(スタート〜向正面)
逃げ候補は⑮ユニコーンライオン。スタートのセンスも抜群でテンのスピードもこのメンバーに入れば断然。
2番手候補は⑫アスクビクターモア。長距離馬のイメージもありますがレコードの出る東京2400mでも先行のできるスピードのある馬なのでこの位置を取るのはそう難しくないでしょう。
他先行を形勢するのは内から③ダノンザキッド、④ボッケリーニ。中ほどからは⑨ジャスティンパレスと⑩ディープボンド。外から⑭ブレークアップ、⑰ドゥラエレーデ。
内の2頭は2200m以下の距離でも前に行けるスピードがあるため、内め前のポジションは確保可能。対して外目のジャスティンパレス、ディープボンド、ブレークアップはテンの脚で劣る分、外を回るかもしくは一段後ろにはなると予想。
ドゥラエレーデも軽斤量を活かして前につけたいところ。しかし3歳限定戦では2番手くらいで競馬ができていたが、ペースが違う古馬混合の G1 では思うようにはいかない可能性が高い。
断然人気の⑤イクイノックスは中団に構えると予想。鞍上もこの馬の能力に疑いはないので、リスクを取らず出たなりのポジションか。
気になるのは一つ外の⑥スルーセブンシーズ。距離延長馬でテンのスピードはこのメンバー内でも悪くない。イクイノックスをマークする形でのポジションどりができそうで、展開の鍵を握る感じも。
序盤戦の展開ですが、⑮ユニコーンライオンは能力が足らないことが分かりきっておりリスク含みで大逃げの可能性もあり。とはいえこの馬をわざわざ追いかける馬もいないので、どちらにせよ大勢のペースは⑫アスクビクターモアの作る流れになりそう。
直線ヨーイドンの競馬では見劣る面もあるアスクビクターモアのキャラを考えれば、それなりにペースは流してくると予想できる。
終盤戦(3コーナー〜直線)
土曜の馬場を見る限り、決して高速馬場ではないが簡単には前が止まらない馬場。
それなりにペースが流れたとしても直線の入りの時点では縦長の展開になるのではないかと思います。
逃げの⑮ユニコーンライオン、⑫アスクビクターモアがリードを保った形で粘り込みを図り、内から③ダノンザキッド、外から⑩ジャスティンパレス、⑨ディープボンドが好位からの差しを狙う。
4コーナーから直線での展開の鍵を握るのは⑤イクイノックス。
能力の高い馬ですから内を突くようなリスクの高いことは考えず、外を回して上がっていくことが予想されます。
ただ前残り傾向の強い馬場だと、いくら能力の違いがあるとはいえ有馬記念のときのように先行馬を早々に潰していくような形は考えずらい。ジリジリと前を追い詰めてどこまで脚を伸ばせるかという競馬になるのではないでしょうか。
そうなってくると能力が劣っていたとしても先行する馬にもチャンスはあります。イクイノックスの差し切りが決まっても大差ということはなく、この馬の仕掛けが遅れれば先着の可能性も。
一方で後方からの追い込み馬は苦戦を強いられそうです。有力どころとしては⑪ジェラルディーナがいますが、展開の恩恵を受けずに馬の能力だけでどこまで前に迫れるかという競馬になりそう。
展開によって恵まれて好走できる馬、能力的にどの馬が評価できるか?というお話は別記事にてしておりますので、以下の記事もあわせて読んでもらえたらと思います!
コメント