ヴィクトリアマイルに出走する全馬を評価！
評価は A〜C で行っており、登録馬を相対的に評価した結果になります。
また評価とは別に、条件さえ揃えれば人気薄でも激走可能性のある馬には「激走可能性 ○」と記載してますので、併せてご覧ください！
今回は様々な路線から強力な馬が揃っており、玉石混交、難しい予想となりそうです。よかったらこちらも予想の参考にしてみて頂ければ幸いです！
アカイイト 評価 B
金鯱賞3着、エリ女1着と戦ってきた相手も強く、能力的には十分。
ただし、1600m 自体初。2000, 2200m でも後方からの競馬となってしまうこの馬にとって、ここは追走に苦労することは間違いない。
当然良馬場で開催されれば厳しく、展開としても前崩れの展開になって初めて浮上するか。よほど恵まれない限りは厳しい。
アブレイズ 評価 C
中山牝馬Sではトップハンデから -0.5kg とかなり背負わされたものの2着。実績馬としてのメンツを保つも、馬場状態の良い外を回してのもの。
また、前走福島牝馬Sでは相手関係に恵まれて１人気に押されるも大敗。道中揉まれての競馬で不利もあったが流石に負けすぎ。
東京適正も疑問。メイSで好走あるも、流石に相手関係に恵まれすぎていたし、こちらも前残りの展開利大きく、評価できる内容ではない。
アンドヴァラナウト 評価 B
3歳時は秋華賞3着とそれなりの成績を残している。
前走もトップハンデ 55 kg で阪神牝馬S2着。荒れた内を通ってのものなので評価できる。小頭数の競馬も逃げ馬が主張したことで淀みない流れ。激しいマイルを経験できたことも大きい。
しかし、今回が東京への初輸送になるため不安点もあり、能力的には上位も未知の点が大きい。馬体重などで状態面は要チェックで、人気するようなのであれば疑ってかかっても良い。
エイシンチラー 評価 C
4歳初戦から順調に３勝クラス勝ち上がりも、展開、相手関係ともに恵まれた。
前走東京新聞杯は他馬接触で後方からになったので、自分の競馬ができずの大敗。こちらは度外視可能だが、それでも過去レースから見て強調材料は特にない。
ギルデットミラー 評価 C
ターコイズSは差し決着に向いた展開で、馬場も良い外を回っての3着。上位２頭に完敗といえる。前走ダービー卿CTも同様。
能力的に重賞では根本的に足りないか。
クリノプレミアム 評価 B
中山牝馬Sは流石に斤量面の恩恵を受けており評価し難いが、前走福島牝馬Sは展開が向かない先行勢の中で、1着に首差まで迫っており高く評価できる。
近走で急激に力をつけてきている印象があり、上がり目さえあればここでもかなり良い勝負になってもおかしくない。
ただ逆にいうと未知の要素の多い馬であり、ここで人気するのであれば疑ってみてもいい。オッズ次第で取捨を選択したい馬。
シャインガーネット 評価 C
1200m 戦線では近走パッとせず今回久しぶりの 1600m。
1600m 戻りは2年ぶりで、変わり身あるかもしれないが、過去の成績から見れば好転する材料はない。
シャドウディーバ 評価 B 激走可能性 ○
JC, 有馬記念は流石に相手が強く、また距離も長く持たなかった。気性的にも前向きなので、距離が長いと流れが遅く、どうしても前に行ってしまうが、本来なら脚を溜めたい馬。1600m に変わり、展開も流れば結果的にこの馬本来の持ち味が活かせる位置どりはできるだろう。
また、切れ味勝負というよりは長く脚を使える差し馬なので、直線の長い東京替わりも悪くない。
前走金鯱賞は案外な走りではあるが、休み明けでの出走でここからの上積みは十分にある。
超高速馬場になってしまうと後方から差し届かないが、多少時計がかかる馬場で、
十分に差しが効くのであれば頭まであってもおかしくない。
ソダシ 評価 A
3歳時には桜花賞1着、ここでは人気するであろうファインルージュにも先着。1600m 芝での勝負となれば、ここでも当然能力上位。
また古馬になってからも芝のレースは札幌記念で一度だけ使われたが、この時は前哨戦仕上げとはいえラブズオンリーユー相手に完勝。古馬の牡馬混合一線級との勝負の中で強い勝ち方を見せた。
死角としては、超高速馬場でのマイル実績がないこと。
そうなればどこまでやれるか未知。そこは思い切った選択をしても良い。
ソングライン 評価 A
同舞台である東京 1600m NHKマイルCではシュネルマイスターにハナ差。今走でも能力上位かつ、適正があることも間違いない。
しかし、前々走の阪神Cでは大敗。前残りの展開と時計のかかる馬場に苦戦した。後方から段々スピードに乗って、最速ギアにいれた時のスピードで勝負する、というタイプなのでスピードではなく、パワーのいる展開が求められた時の弱さを露呈した。
前走ドバイターフスプリント勝利もG3戦で、古馬になってからは強い相手に勝利の経験はない。
またこのドバイ帰りの初戦というところも状態面気になるところ。
今回は人気の一角。状態面のチェックが必要なのと、雨降って馬場状態が悪くなれば大崩れもあり得るか。
デアリングタクト 評価 B
休み前の成績としては能力最上位であることは間違いない。ただし、1年の休養明けということであればこれは参考にならない。
エピファネイア産駒の早熟傾向は前から取り沙汰されていたが、エフフォーリアの大阪杯大敗でその疑いはかなり強まったとみる。
これらの理由から、5歳牝馬として出てきた今、別馬となってしまっていてもおかしくない。人気で買うのは非常に危ない。
ディビーナ 評価 C
ここが重賞初挑戦の上がり馬。デビューが遅く、クラシック未出走。
前走豊橋Sは３勝クラスにしてはレベル高いが、それでも牝馬非重賞オープンレベル。展開に恵まれ、中京コースもこの馬に向いた。
流石に G1 では厳しいか。
デゼル 評価 B 激走可能性 ○
昨年と同じ阪神牝馬 -> VMのローテ。着順だけ見れば去年の方が好調のように見えるが、そうではない。
今年の阪神牝馬Sは時計がかなり掛かっており、超高速馬場の決めて勝負になった去年の方がこの馬にとって展開がむいた。
昨年の VM は比較的時計が掛かってしまったので、超高速馬場になればこの馬にも十分にチャンスがある。
テルツェット 評価 B
前走中山牝馬Sはトップハンデながらも5着に好走。クイーンCもマジックキャッスルに先着といいところは見せている。
ただし、好走できるのは中山や、函館といったパワーのいるコースが多く、昨年の VM で完敗しているように、東京コース替わりで好転するタイプには思えない。
雨が降ってパワーのいる馬場状態になれば、馬券圏内候補として入れてもいいが、良馬場開催となれば少々厳しいか。
ファインルージュ 評価 A
クラシックでも桜花賞3着、秋華賞2着と好成績を収めており、古馬になってからの初戦東京新聞杯でも2着。
勝ち馬には 0.3 離されたものの、相手はまだ底を見せていないイルーシブパンサーで、とんでもない馬相手に負けただけという可能性もある。
今回中13週という間隔は少し長めだが、大事に使われてきた馬で常に鉄砲掛けしてきたので問題はない。
唯一死角があるとすれば、上がり32 s 台が求められるような超高速馬場の経験がないこと。そうなればこの馬がどこまでやれるか未知なので、思い切った選択をしても良い。
マジックキャッスル 評価 A
5歳になってからパッとしない成績が続いているが、それぞれのレースで敗因がしっかりしている。
まず、大敗した府中牝馬Sは休み明けで仕上がり途上。度外視でいい。また、愛知杯では内伸び馬場を外から差したことで全く展開が向かなかった。前走阪神牝馬Sも休み明けの完全な前哨戦仕上げで、0.4 差5着にまで残ったのであれば上々。
3, 4歳の成績で見れば当然ここでも能力上位は間違いなく、昨年の VM 3着でコースへの適正も申し分ない。
勝ちきれないタイプではあるが相手なりに走れる馬であるので、強力な馬が揃った今回であれば 2, 3 着内付けで狙いたい。
ミスニューヨーク 評価 B 激走可能性 ○
中山牝馬Sは外伸び傾向が強い馬場を一頭だけ最内通って3着。これは評価できる。重賞では今一歩足りない馬ではあるが、牝馬限定戦ならば。
ただし東京のスローの決め手勝負になれば全く足りない可能性が高い。時計のかかる競馬で、スタミナを要する展開になれば3着内あるか。
メイショウミモザ 評価 B
前走阪神牝馬Sではここでもそれなりに人気するであろうアンドヴァラナウトなどに完勝。他馬より 1kg 軽い斤量でハンデに恵まれた印象もあるが、きっちり半馬身差つけているので能力的にも劣る面はないと思われる。
ただ前走が重賞初挑戦で、フロックであった可能性も十二分にある。未知の点が多い馬なので、人気次第で取捨を選択した方が良い。
リフレイム 評価 C 激走可能性 ○
３歳クラシックはパッとしない成績であったが、逃げに脚質転換してから順調に勝ち上がり。
２勝クラス御巣鷹山特別ではイルーシブパンサー相手に0.1差2着、相手は大したことないが節分Sも勝利。どちらのレースも逃げ馬には厳しい展開にも関わらず、好走実績があるところは良い。
前走ダービー卿CTは大敗したが、内が大きく荒れた馬場状態で、最内を通し、自身の作る異常なまでのハイペースに沈んだ。
流石に相手強化の一戦で重い印とまではいかないが、今回内の馬場状態さえよく、人気なく気楽に逃げれそうで、着拾いとして確保しておきたい一頭。
レイパパレ 評価 A
一気の400m 距離短縮にはなるが、主戦の2000mは牡馬混合の G1。1600m でも牝馬限定で追走に手間取るとは考えにくい。
ここは安定して先行するだろうし、状態さえ悪くなければ3着内軸は固いだろう。
しかし、切れ味勝負ではこのレベルでも他馬に劣る可能性はある。スローの瞬発力勝負になれば最後差されての2, 3着という場面は容易に想像できる。
レシステンシア 評価 A
昨年のVM6着以来の 1600m であるが、去年は1着が圧勝だっただけに、2~7着には全く差がない。展開的にも大外を先行する競馬で、流石に無理があったといえる。
高松宮記念は案外の結果であったが、海外帰り & 休み明けという状態を考えれば順当。それほどマイナス要素はない。
流石にスタミナが問われる展開になれば厳しいが、良馬場でレースが行われば高確率で馬券圏内には来ると思われる。
ローザノワール 評価 C
ディセンバーSで逃げ切り勝ちも、単騎ですんなり行けたことが勝利の要因。距離短縮、中山 -> 東京変わり、テンの早い同型もいる今回は厳しいか。
おわりに
今週は東京はかなりの雨が予想されるので、馬場状態も含め柔軟に予想していきたいところです。枠順確定後に最終的な予想も当ブログにて発表する予定です！よかったらこちらも参考にしてみてください！
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