想定勝率
A(想定勝率 26%)
シンエンペラー
B(想定勝率 13%)
パワーホール
キープカルム
C(想定勝率 7%)
ギャンブルルーム
プレリュードシチー
オールナット
ホウオウプロサンゲ
サトノシュトラーセ
D(想定勝率 3%)
ルカランフィースト
マーゴットソラーレ
カズゴルティス
E(想定勝率 2%)
コスモエスメラルダ
ダノンザデイル
ティスペランツァ
F(想定勝率 1%)
コスモキュランダ
A(想定勝率 26%): オッズ下限 3.8倍
シンエンペラー 想定1人気 3.6倍
東京芝1800m新馬戦を勝利。スタート絶好で一時は先頭も、ハナを譲って3番手に控える競馬を選択。直線ではややごちゃついたところを馬込みを割って抜け出し。その後もギアを上げて2着馬以下を大きく離しての勝利となりました。
新馬戦とは思えないような強い競馬内容。他出走メンバーと比較して相当な力の違いがあったと考えて良いでしょう。ただし新馬戦のメンバーの力関係は2歳馬全体と比較してどうだったか不明瞭です。
今回の京都2歳Sはオープン競争への出走経験があるメンバーがやや低調かな?と思っているので、この馬を将来性込みで A 評価としました。しかし人気が集中するようであれば新馬戦はメンバーに恵まれただけでは?という点を疑ってみるのもありだと思います。
B(想定勝率 13%): オッズ下限 7.7倍
パワーホール 想定5人気 14.8倍
前走札幌2歳Sでは2着。京都2歳Sの出走馬内においては重賞2着は実績最上位です。勝ち馬からは大きく離されましたが、3着はここで再戦となるギャンブルルーム。この馬には0.6sもの差をつけています。
とはいえ勝ち馬のセットアップが大逃げしたことで、2番手ながらもパワーホールは自分のペースで運べていました。内前で決まる展開、馬場的にも絶好の位置を通れたので恵まれたことは間違いないです。
従って札幌2歳S組では最上位の評価はできるものの、やや今後の重賞戦線でも通用するほどの力があるかというと微妙なところ。一段階評価は落として考えます。
キープカルム 想定6人気 14.9倍
新馬戦は京都1800mで2着。着差こそ0.4sつけられましたがこの時の勝ち馬はデイリー杯2歳Sを制したジャンタルマンタル。相手が強すぎたと考えて良いでしょう。加えてこの時は終始外外を回し、直線大きく外に膨れてしまうかなりロスの多い競馬。上手に競馬が出来ていれば着差はもっと詰まっていたと思います。
次走の未勝利戦では2000mのレースに出走して勝利したものの、直線での伸び脚は新馬戦の時の方が良かった感じがします。力的には重賞で通用すると思うのですが、距離的には1800mの方が良いかもしれません。
C(想定勝率 7%): オッズ下限 15.4倍
ギャンブルルーム 想定3人気 7.7倍
前走の札幌2歳Sでは3着。2着したパワーホールには0.6sの差をつけられてしまいました。しかし内内を2番手でロスなく回ったパワーホールに対して、ギャンブルルームは終始外を回される厳しいレース。着差ほど力差はありません。しかし逆転まで望めるかというと微妙なところ。
新馬戦では2着以下を0.9s突き放す圧勝。ただし荒れた内を避けた各馬が空けたインを後方からラチ沿い追い込んだ形。奇策がハマっただけ感が強く、内容的にはそれほど高く評価はできません。
能力的にはパワーホールの一段階下の評価とします。
プレリュードシチー 想定9人気 22.6倍
前走未勝利戦を勝ち上がっての参戦。先行集団やや控え気味に追走して、直線では馬群狭いところを差して0.2s差をつける圧勝。未勝利レベルのメンバーの中では力が違ったと考えて良いでしょう。
新馬戦ではオールナット相手に0.3s差をつけられて敗北しましたが、プレリュードシチーは終始外を回すロスの多いレース。敗因は完全に位置取りの差であり力的には拮抗していると考えられます。逆転は十分に望めるでしょう。
オールナット 想定4人気 12.3倍
前走京都芝2000mの新馬戦を勝利。2着したプレリュードシチーは次走未勝利を圧勝。メンバーレベルは非常に高かったのではないかと思います。
逃げて内内をロスなく運ぶ競馬でかなり恵まれたので、展開次第ではプレリュードシチーに逆転を許す可能性はあります。ただし0.3sというかなりの差をつけての勝利なので力的には同じくらいはあるとみて良いです。
ホウオウプロサンゲ 想定7人気 15.1倍
前走はアイビーSを2着。札幌2歳Sを勝利したセットアップを新馬戦で下したレガレイラに先着。強いメンバー相手に連対した実績は素直に評価が出来ます。とはいえ6頭立ての小頭数のレースを逃げて展開に恵まれただけ感も。評価が分かれる部分ですが信頼して強い印が打てる馬ではありません。
サトノシュトラーセ 想定2人気 4.4倍
未勝利戦では京都芝2000mを0.8sもの差をつける圧勝。ただし前走は5頭立て、重馬場による適性の有無が色濃くでるレースとかなり条件が特殊で、純粋に力が抜けていると評価するのはやや早計か。
新馬戦は2着でショウナンラプンタ相手に完敗の内容。このショウナンラプンタもデイリー杯では4着とオープンクラスで通用していません。ここはやや力的に足りない気がします。
D(想定勝率 3%): オッズ下限 30.8倍
ルカランフィースト 想定11人気 24.4倍
新馬戦は東京芝1800mで勝利。しかし逃げ馬から離れた2番手を自分のペースで走れる競馬。展開にはかなり恵まれていたと思います。次走この時の2着馬ボーモンドが勝利していますが逃げていったいったのレースを制しただけ。他に勝ち上がっている馬もおらずメンバーレベルも疑問です。
マーゴットソラーレ 想定10人気 22.7倍
前走は東京芝2000mでの1勝クラス百日草特別。逃げる競馬で有利にレースを運びましたが結局差されて2着に敗れました。この時の勝ち馬のアーバンシックも新馬戦をギリギリ勝てたレベル。重賞では力が足りないと見るべきでしょう。
カズゴルティス 想定12人気 25.4倍
前走は阪神芝2000mの新馬戦を勝利。逃げの競馬でしたがペースは新馬戦にしては厳しく、これを逃げ切ったのは評価できます。ただしここで2着したガルデルクラージュですら未勝利戦を辛勝という感じなのでメンバーレベルは少々疑問です。
E(想定勝率 2%): オッズ下限 61.5倍
コスモエスメラルダ 想定8人気 19.7倍
東京芝1800mの新馬戦を勝っての参戦。外回しのロスの多い競馬を先行して勝ち切った内容は評価できます。ただ時計の早かった開催にも関わらずタイムが相当平凡でした。メンバーレベルがかなり低かった可能性が高いです。
ダノンザデイル 想定13人気 26.5倍
前走未勝利戦を勝利。内容としてはいったいったの競馬を2番手から制する形で平凡な内容と言って良いでしょう。新馬戦では4着に敗れており、0.3s差をつけられた3着馬ですら未勝利を勝ち上がれていません。
ティスペランツァ 想定14人気 27.1倍
前走未勝利を勝利しての参戦。決着時計が良好な馬場状態にしては遅く、ややメンバーレベルには疑問。新馬戦ではいまだに未勝利を勝てていないような馬にも大きく負けており、現時点では力が足りない可能性が高いです。
F(想定勝率 1%): オッズ下限 123.0倍
コスモキュランダ 想定15人気 40.4倍
前走未勝利戦を勝利しましたがいったいったの競馬を制しただけの内容。勝利までに4戦を要し、いずれもいいところなしの敗戦。これまでの戦歴の中で良い勝負をした馬も未勝利ですら通用していない馬ばかり。重賞で通用する可能性は低いでしょう。
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