昨年の1着馬のライラックはその後エリザベス女王杯2着、2着のスターズオンアースは桜花賞、オークスのクラシック2冠と、活躍馬を排出したフェアリーステークス。
今後のクラシック戦線を占う意味でも要チェックな一線です!
この記事では枠順発表前の段階での注目馬について紹介していきたいと思います!
イコノスタシス
父: モーリス
母: パストフォリア(母父: シンボリクエスリス x 母母父: サンデーサイレンス)
新馬戦はスタートが悪く、出遅れ後方からのレースに。その上超高速馬場の上がり勝負はこの馬にとって分が悪かったがそれでも4着。ここではリバティアイランドの次に早い脚を使えているし悪い内容ではない。
その後は1800mを2回使って4戦目の東京マイルで勝利。逃げて内を立ち回る競馬で、確かに内有利の馬場状態の助けはあっただろうが前半10.7-11.6sの早いペースを刻みながら勝利しており、ただ楽に逃げて勝利しただけではない強い競馬。
その勝ちタイムは当日の特別戦ベゴニア賞よりも早いタイムで勝利しており、注目馬の一頭であるヒップホップソウルと比べても遜色はない。もし両者にオッズに開きがあるのであれば馬券妙味的にもかなり美味しい。
血統的にはモーリスに母父シンボリクエスリスなのでロベルトの5x4のクロス。中山のマイルはゴリゴリのマイル血統よりは重厚な欧州の血統を詰め込まれたスタミナ向きっぽい馬の方が好走できる舞台。
やや晩成っぽい血統だが裏を返せば成長力にも期待できる。すでに強い競馬を見せているだけに、さらに上積みも見込めるとなればここは狙ってみるべき一頭。
スピードオブライト
父: ロードカナロア
母: サイレントソニック(母父: ディープインパクト x 母母父: Unbridled’s Song)
前走は京王杯2歳S3着。外枠であったが2番手を確保する競馬ができてそのまま粘り切る競馬。結果として早々に内に入れることができてロスもなかったし、前残りの決着に恵まれた感もあるが、注目すべきはその先行力。
1400m重賞ということもあって前半3F 34.7s とかなり早い流れを大外16番枠から番手につける競馬は並の馬ができることではない。
牝馬マイル戦に出て来れば間違いなく良いポジションを取れそうで、今回は自分のやりたい競馬ができる可能性はかなり高い。今回のメンバーレベルを見てもそこまで鋭い末脚を使える馬はいないし、ポジションさえ確保できれば馬券圏内に食い込むことはそう難しくないだろう。
血統的には父がロードカナロア。全姉に芝1000-1200mで3勝クラスまで勝ち上がったサラドリームがいる牝系で、短距離〜マイルへの適性が高いタイプには見える。クラシック路線で活躍するというと少々微妙だが、ここは完成度の高さで好走を目指してもらいたい。
ミタマ
父: ハーツクライ
母: モナリザ(母父: Giant’s Causeway x 母母父: Shirley Heights)
勝ち上がりに4戦を要したが、どれも差のない競馬をしておりその堅実さに注目したい。
前走の阪神マイルで行われた未勝利戦はそこそこのペースを中団馬群の内で溜めて直線抜け出しての勝利。当日は外伸びの馬場であったことを考えれば、この勝利は着差以上に強い競馬であり高い評価ができる。
血統的にはハーツクライに Storm Cat を配した血統で、スピードと早熟性が生きる3歳戦で活躍する馬が出る王道の血統構成。そこにミルリーフを牝系に持つことでスタミナも強化した血統構成はなんとも中山マイル向き。
切れ負けするタイプではあるが、比較的前で運べるタイプなので中山マイルであればこの脚質は問題ない。相手なりに粘り込める競馬ができるタイプに見えるので、1着は厳しいかもしれないが人気もないだろうし相手に押さえておいて損はない。
まとめ
今回の出走メンバーを見てもパッとする馬がおらず、オッズ以上に力差のないレースになりそうです。どの馬が走ってもおかしくない状況である以上、狙うべきは穴馬というのがセオリーかと思います。
また、展開 / 馬場状態によっても結果が変わりそうなメンバー構成なので当日の状況を加味した最終結論は別に出そうと考えていますので、もしよければ次の記事も見ていただけると幸いです!
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